(この記事は、リビング咲楽の開業準備をしていた2025年当時の記録です)
転機となった突然の知らせ

千葉県香取市佐原・本川岸にある父が大切にしてきた店舗。その場所を、これから新しく活かしていくことになりました。
きっかけは、24年間もの長きにわたりテナントとして入ってくださっていたサン薬局様が退去されたことです。
その知らせを聞いたのは、2025年3月。息子の高校卒業報告のために帰省した時でした。
この場所をどう活かそうか?

そこから、家族で何度も話し合いました。
最初に出てきたのは、やっぱり飲食に近いアイデア。
- テイクアウトの軽食販売
- 無人カフェ
- 抹茶カフェ
- 紅茶専門店
- ギャラリーや作品発表の場
- 子ども向けの駄菓子屋さん
- 小売や委託販売などの物販
- レンタルスペース
「佐原でやるなら、飲食があった方がいいのでは?」
そんな気持ちもあり、半年近くいろいろな可能性を考えました。
でも、考えれば考えるほど、自分たちに飲食提供の経験や体制がないことも見えてきました。
無理に“できそうな形”を作るより、今までのスキルと経験をいかして続けられる形にした方がいい。
──そうして、紆余曲折の挑戦がスタートしました。
ぼんやりと見えてきた形とは

これまで私は、花の仕事を通じて、
教室運営、商品設計、写真撮影、動画制作、文章作成、Web発信、オンライン講座、ホームページ制作、コンサルテーションなど、小さな事業を形にする取り組みをしてきました。
そして地元の佐原には、家族が大切に守ってきたこの場所がある。
新たに飲食店を始めるのではなく、これまでの実務経験と、この場所が持つ力を組み合わせたときに見えてきたのが、
- ホームページや撮影を含めたWeb制作
- 多目的に使えるレンタルスペース運営
でした。事業計画書には書いていたものの、最初からきれいに決まっていたわけではありません。1年近く悩みながら、少しずつこの形にたどり着きました。
屋号に込めた想い
屋号は、リビング咲楽(さくら)。
「咲楽」を、私たち佐原・本川岸地区では「ショウラク」と読みます。
江戸時代から先祖代々に受け継がれてきた天鈿女命(アメノウズメノミコト:通称おかめさん)の山車にかかげられた額の文字です。

そんな大切な言葉を、うちの屋号に使わせていただいていいのだろうか。
他にも使いたい方がいるかもしれない。
やっぱり図々しいかな、と数ヶ月悩みました。
それでも、いくつかのご意見も参考にしながら、本川岸への感謝と敬意を込めて、「咲楽(サクラ)」と名乗らせていただくことにしました。
「リビング」には、香取市の皆さん、佐原の皆さん、本川岸の皆さん、観光で訪れた方、そして私たち家族など、みんなが集まる場所になってほしいという願いも込めています。
おかめさんは笑顔の神様。
そんなおかめさんのように、笑顔と福を届ける場所として、これからリビング咲楽を育てていきたいと思います。
さいごに
今までこの場所を支えてくださったすべての方へ、心からの感謝を。
祖父母から父へ受け継がれたこの土地に敬意を払い、私たちは新たな一歩をふみ出します。
2026年春、リビング咲楽 はじまります。

